『感情をコントロールする力』

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感情をコントロールする力 感情をコントロールする力
(2010/06/19)
和田 秀樹

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・感情をコントロールする方法を考えるときに、大切なことは
「感情」と「行動」を分けるということ

・大脳皮質と辺縁系の関係
脳の中で「感情」を生む辺縁系と「理性」などの高度な機能を司る大脳皮質
動物の場合、辺縁系が先に発達し大脳皮質の発達が遅れているから情動によって行動が支配される

辺縁系からの命令が届く時間と大脳皮質からの命令が届く時間に1~2秒のタイムラグがある。
これを持ちこたえられるかどうかが情動を行動化させずにコントロールできるかの勝負

・「感情」が「認知」に作用して、大脳皮質の「判断」を狂わせてしまっている場合がある
辺縁系の「殴れ」という命令に大脳皮質がストップ命令ではなく「やれ!やれ!」と命令を出すことがありうる

・「感情」に影響を及ぼす三大要素は「行動」「認知」「思考」

・悪いほうへと考える「自動思考」を断ち切る、改良型の認知療法
自動思考のまずいところは、自分の思い込みに従って頭の中で勝手な証拠集めをして、
それが対人行動、対人言動につながり、相手を怒らせ、事態を悪化させてしまうこと

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