片づけは入り口。その先の「どう生きるか」まで〜 講師会に参加してみて

先日、ライフオーガナイザーの認定講師会があって、いろんな話をしました。その中で、こんな声を聞きました。

最近は片づけそのものより、これから自分がどう生きていくかのほうに興味が向いてるんだよね。

その言葉を聞いたとき、私は「ああ、それこそがライフオーガナイズなんじゃないかな」と思いました。

オーガナイズ=片づけ、と受け取られることはとても多いです。モノを減らして、収納を整えて、部屋がすっきりする。たしかにそれも、オーガナイズの大事な一面だと思います。

でも、私が思うライフオーガナイズは、そこで終わりません。

片づけは、ゴールじゃない。

「自分はこれからどう生きていきたいんだろう」と向き合うための、時間や余裕をつくる手段なんだと思います。

暮らしが整うと、頭のなかも少し静かになります。探しものに追われる時間が減って、心に余白ができる。その余白があるからこそ、私たちはようやく「これからどう生きたいか」に目を向けられる。

だから、片づけに興味がなくなって、生き方に興味が向いていくのは、後退でもなんでもなくて。むしろ、オーガナイズが本来向かっていく先に、自然とたどり着いたということなのかもしれません。

片づけは入り口。

その先にある「どう生きるか」までを含めて、ライフオーガナイズ。だからこそ、片づけじゃなくてライフオーガナイズを伝える意味があるんだろうな、と思います。

改めて、そう思えた一日でした。

設立当初から「思考の整理」「捨てるからはじめない」「片づけは目的ではなく手段」「どんな暮らしがしたいのか」を伝えてきた日本ライフオーガナイザーは2028年に20周年を迎えます。

わたし自身も資格を取得してから14年。自分が本を出版するとは思いもよらなかったし、暮らしを整えた先にある想定外の楽しい未来を迎えられる人が増えていくように、これからもライフオーガナイズを伝えていきます。

吉村

ライフオーガナイザー®として、特にADHD傾向のある方や片づけが苦手な方をサポート。完璧主義や罪悪感、思い込みなど、片づけの障害となる心理的要因に寄り添い、無理なく続けられる仕組みづくりを提案しています。
2012年からこの分野を学び、2023年にアメリカの専門団体「Institute for Challenging Disorganization®」にて日本人初のCPO-CDを取得。
「片づけの負担を減らし、自分らしい人生を楽しめる人を増やしたい」との思いで活動中。