アフィリエイト広告を利用しています
「慢性的に片づけられない(Chronic Disorganization)状態」について学べる日本ライフオーガナイザー協会のCLOプログラム。
CLOアクションプロジェクト(2017年12月からスタートしたCD状態にある方へのサポートの重要性をより広く知ってもらい、よりよい暮らし・社会を作りたいというプロジェクト)の個人的取り組みのひとつとして、この学びについて個人的にできる範囲で紹介してみようというチャレンジを始めました。
どんな学びなのか各プログラムの紹介をする前に押さえておきたいのが今日紹介する3冊の本です。
『慢性的に片づけられない人をサポートするオーガナイズの手法 上・下巻』
『ライフオーガナイザーが知っておきたいCDの基礎知識』
『慢性的に~』は提携しているICDが2012年に出版した本で、アメリカのICDのプログラムの中でも加入するとまず最初にこの本から学びましょうといった位置づけになっています。
2013年にアメリカ精神医学会の診断基準DSM(精神障害の診断と統計の手引き)がⅣからⅤへ改訂される前に出版された本なので、診断名など一部情報が古いものはありますが、慢性的に片づけられない(CD)状態を理解するための基礎的な内容から、オーガナイザーとしての役割など幅広く紹介されています。
たとえば目次を一部をとりあげてみると・・・
・障害に関連する重要な法律
・変化と悲嘆のプロセス
・強迫性買い物障害:ショッピングとモノの溜め込み
・「日常生活動作」を理解する
・清掃・修理業者とのコラボレーション
・同情疲れと代償的トラウマ
単純に片づけの方法や収納のコツを学んでいるのではないということを感じていただけるでしょうか。
特に「同情疲れと代償的トラウマ」は対人援助職についている人であれば、そういった状況になりうるので予備知識として知っているだけでも十分に対策や対応ができるのではないでしょうか。
Amazonではとんでもないお値段になっているようですが、日本ライフオーガナイザー協会の会員は協会会員専用サイトから定価で購入できます(送料別)
『ライフオーガナイザーが知っておきたい~』は一般販売はされておらず、ライフオーガナイザー向けに開催されている「CDクライアントの基礎知識講座」を受講するか、CLOプログラムを受講することで入手できます。
この本の著者は現ICDを創設したジュディス・コールバーグ氏。
全48ページの薄い本ですが、慢性的に片づけられない状態について、従来のオーガナイズ手法とCD状態の方に有効なオーガナイズ手法の違いなどぎゅぎゅぎゅっとエッセンスがこめられた1冊になっています。
この3冊の本を読みこんで自分に落とし込んでいくだけでもかなり慢性的に片づけられない状態について深められそうです。
難しそう・・?
「うつ」が広まったことで「うつ病」と診断される人が増えたように
「発達障害」が広まったことで「発達障害」と診断される人が増えたように
「慢性的に片づけられない状態」が広まることで、そういった状態にある方がより目に留まりやすく知ってもらうことで支援の必要性も検討しやすくなると考えています。
思っているよりも身近にCD状態の方は存在します。
次はCLOプログラムの紹介に進みます(つづく)
<CD状態について広めたいプロジェクト連続記事>
1.慢性的に片づけられないってどういうこと?どんなサポートが必要?
上巻