片づけないからしつけで・・・  事故から考える

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2歳児が出がけに片づけないからとベランダに出したところ転落してしまうという悲しい事故がありました。

 

虐待だ! 2歳児は片づけられないだろ! 一緒にやればいいのに!

ネットニュースにつく外野からのコメントはこんなものばかり・・・
こういう事件が起きると真っ先にたたかれるのは母親・・・

 

2歳児は可愛い盛り?
自我もはっきりしてきてイヤイヤ期。
周りのペースに合わない方が多くて思うように進まずイライラすることばかり。

片づけができたらこの悲しい事件は起きなかったのでしょうか。

 

日常生活の中にストレスに感じることはどのくらいあったのか

そのストレスを改善・解消するためにかけられる時間はどのくらいあったのか

解決策を探すためにかけられる時間、情報を入手する方法をどのくらいもっていたのか

一人で抱え込んでいなかったか

周りに頼れる人はいたのか

 

考え始めたらきりがありません・・・

 

片づけられない、生活がうまく回っていないとご相談があった時には、ただものを片づけるだけでなく時間やお金、人とのかかわりなど様々な視点から「今何ができるか」「片づいた先にどんな暮らしがあるか」を考えています。

どんな暮らしをしているのか、どんな暮らしがしたいのか、それは家庭によって千差万別。片づけのプロと言えど魔法のようにわかるわけでもなくたくさん質問をします。

同じ暮らしは一つとしてないですし、片づけだけで解決できるものは少ないから・・・

 

日々忙しい中で自身の暮らしを振り返る余裕がなくなったら、抱え込まずに相談するのが当たり前の世の中になるように願わずにはいられません。

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