8月21日、一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会の会員向け勉強会「JALOカレッジ」で、お話しする機会をいただきました。テーマは「仕事のオーガナイズ、AIと。」。聴いてくださったのは、全国のライフオーガナイザーです。

AIの講座のように聞こえますが、私が話したのはAIの技術ではありません。この3月から半年かけて、自分の仕事場をオーガナイズの手順で整えてきた、その経過報告です。
オーガナイズの手順は、モノのためだけのものではない
ライフオーガナイズというと、部屋やクローゼットを思い浮かべる方が多いと思います。私も14年、モノと空間を入り口にお手伝いしてきました。
ただ、この仕事で使っている手順そのものは、対象を選びません。
全部出す。分ける。定位置を決める。ルールを共有する。崩れたら戻す。
この流れは、相手がモノでも、仕事でも、情報でも、同じように働きます。
今回の登壇では、それをいちばん遠そうな相手で試した実例を持っていきました。

モノの「定位置を決める」は、仕事では「情報の住所を決める」。
「一軍を絞る」は「タスクを1画面に集める」。
「家族にラベルで伝える」は「AIへのルールを書く」。
「リセットする」は「自動のルーティンで戻す」。
並べてみると、AIのために特別にした新しいことはひとつもしていませんでした。
最初にしたのは、やっぱり「全部出す」
AIを使い始めたとき、最初にしたのはAIをどう使うかの勉強ではなく、仕事の棚卸しでした。日々のやるべきこと、片づけサポート、講座、執筆。それぞれにくっついている細かな仕事を、ぜんぶ書き出す。

全部出すと、お客様と向き合うことや現場での判断のような「自分にしかできない仕事」と、下調べや記録や集計のような「支える仕事」に分かれます。AIに渡せるのは後ろ側だけです。自分は自分にしかできないことに集中するためにAIを使う。ここはモノの片づけで「大事なものを選ぶために分ける・選ぶ・手放す」のと同じ順番です。
決めたのは、3つだけ
AIが働けるように決めたことも、片づけの言葉に翻訳できます。どこに置くか(情報の住所)。誰がやるか(担当)。いつ見直すか(リセットの習慣)。

当日は、この3つが実際に動いている様子もお見せしました。毎朝決まった時間に今日の予定がまとまって届き、頼んだ仕事の進み具合が1画面で見える。がんばって維持しているのではなく、決まった時間に決まったことが起きるようにしてあります。片づけのリバウンド対策と同じ発想です。
AIには何ができるか?から考えると、たいていのことはできるので、では自分はどう使ったら?と新たな悩みを生み出します。
この収納用品には何ができるか?から考えると、本来不要な場所に手間を足していたり、考える時間がかかったりします。自分がもっているもの・やりたいことがあったうえで、ここに適切な収納用品は?と考えると選びやすくなります。
時間も、同じ手順で整えられます
モノ、仕事、情報ときて、次に整えたいのは時間です。
時間の使い方も、全部出して、分けて、置き場所を決められます。この秋、時間のオーガナイズをテーマにしたシリーズ記事をこのブログで始める予定です。
考え方の部分は、noteにも書きました。あわせてどうぞ。
→ note「AIを使っても結局ラクにならない」の正体は、片づけの順番だった
オーガナイズの手順そのものを1日で学べるのが、ライフオーガナイザー2級資格認定講座です。次回は9月26日(土)、練馬駅前 徒歩3分の会場で開催します。
12:30からの開催になりますので、朝スタートだと会場に間に合わないという方もご参加いただけます。オンラインが苦手だという方にもおすすめの対面講座です。

ライフオーガナイザー®として、特にADHD傾向のある方や片づけが苦手な方をサポート。完璧主義や罪悪感、思い込みなど、片づけの障害となる心理的要因に寄り添い、無理なく続けられる仕組みづくりを提案しています。
2012年からこの分野を学び、2023年にアメリカの専門団体「Institute for Challenging Disorganization®」にて日本人初のCPO-CDを取得。
「片づけの負担を減らし、自分らしい人生を楽しめる人を増やしたい」との思いで活動中。




コメントを残す