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発達障害に関するお話を2日続けて聞いてきました
発達障害があるご本人、ご家族の立場からのお話に感じたものが多すぎて
うまくまとめきれていない現時点を書きます。
1日目は奈良にお住まいのライフオーガナイザーanegoさん。
専門家ではなく、ご家族に自閉症スペクトラムの方がいらっしゃる主婦
今から20年前にご長男が最重度の自閉症と診断されたそうです。
今から20年前というと、発達障害に関しての情報も周りの理解も今よりも断然少ない
たくさんの苦労をされてきたんだろうなとお話の端々に感じました。
内容は「発達障害とは」「なぜ片付けられないのか」「支援につながる工夫とは」
はじめて聞く方も勉強中の私もとてもわかりやすく、バーチャル体験もある深い学びでした
発達障害の特性をあげた20個の質問にいくつあてはまりますか?ときかれれば
「あれ、私もしかして」と思い、発達障害の方から見た定型発達の感覚の特徴を挙げられると
「あれ、こっちも」と。
発達障害にはグレーゾーンという表現があります。
発達障害と定型発達の間にはっきりとした線引きはなく、
黒から白への間のように少しずつ変化するあいまいなもの
「誰にでも大なり小なりある」
2日目は東京都成人発達障害当事者会イイトコサガシさんが主催した
「大人の発達障害を香山リカさんと語る!」というイベント。
マスコミの方もこられていて記事になっていました
「大人の発達障害理解を 豊島 冠地さんと香山さん対談」(東京新聞)
精神科医の香山リカさんと当事者会イイトコサガシ代表の冠地情さん
・現時点での理解では発達障害と診断名をつけることで社会から排除されてしまう危険性がある
・発達障害について知ろうという動きには
「支援のため」と「関わりたくない・排除したい」がある
・発達障害に関する知識が増えても、思い込みで診断してはいけない(診断は医者がする)
・当事者はかわいそうと思われたいわけではない
・就労支援サービスが増えてきてはいるが、心に傷をもちひきこもっていた当事者に
いきなり就労はハードルが高すぎる
・周りから働け働けと言われるのがつらい
イイトコサガシさんは就労の前に市民活動、家庭で経験・実績を作るサポートをされています
大人の発達障害には、情報の少なさ・周囲の無理解によってうけた二次障害がからみ
こどもの発達障害よりも繊細な対応が必要であるということです。
どちらにも共通した内容はこの3点
■居場所をつくる
■自己肯定感・達成感
小さなゴールをたくさん作って自己肯定感・達成感を積み上げる
脳の特性から失敗した経験を長期間記憶に残してしまい
何度も失敗しているから予防線を張ってしまう
・短い言葉で伝える
・うまくいったときはきちんとほめる
・感情的にならず落ち着いて正しい方法を伝える
■自立
先ほどあげた東京新聞の記事にこんな文章がありました
「障害名を出さなくても『あなたの部下は左脳タイプなので、論理的に文書で指示して』と言う方法もある」
「グレーゾーン」ではなく「発達凸凹(でこぼこ)」
困難だけでなく素敵なギフトを持って生まれた人もたくさんいる。
日本では凹をうめる支援が多いけれど、アメリカでは発達障害の人を探しているんだそうです。
「凸を活かす」環境作り
私にはどんなことができるのか探してみようと思います。